プライバシー・バイ・デザインの概念
問題
プライバシー・バイ・デザインに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選べ。
解説
「プライバシー・バイ・デザイン(Privacy by Design)」とは、システムが完成して問題が起きてから対策を考えるのではなく、企画・設計(デザイン)の初期段階からプライバシー保護の仕組みを組み込んでおくという設計思想です。
EUの一般データ保護規則(GDPR)でも法的要件として採用されており、AI開発においても、個人データの最小化、匿名加工技術の導入、アクセス制御などを設計時点で要件定義することが実務上強く求められます。
1. プライバシー・バイ・デザインは問題発生後に対処する考え方である。
誤り:プライバシー・バイ・デザインは、情報漏洩などの問題が発生した「後」に事後的に対処するのではなく、問題が起きないよう「前もって(事前予防的に)」設計に組み込む考え方です。
2. プライバシー・バイ・デザインは設計段階からプライバシー保護を組み込む考え方である。
正しい:システムの企画・設計の最上流工程からプライバシー保護対策(データ最小化やセキュリティ等)を組み込むという、現代のデータガバナンスの中核となる概念です。
3. プライバシー・バイ・デザインはAIとは無関係の概念である。
誤り:AIシステムは大量のデータを扱うため、プライバシー侵害のリスクが非常に高く、プライバシー・バイ・デザインの概念を適用することが極めて重要です。
4. プライバシー・バイ・デザインでは匿名加工は不要とされる。
誤り:プライバシー・バイ・デザインを実践するための具体的な技術的手法の一つとして、個人を特定できないようにする「匿名加工技術」や「仮名化技術」の導入が推奨されます。
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