保守契約の役割
問題
AI開発後の「保守契約」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選べ。
解説
AIモデルは「作って終わり」ではなく、本番環境での運用を通じて「データ分布の変化(コンセプトドリフト)」に対応し精度を維持するための「再学習」や、システム不具合への対応が継続的に必要になります。
そのため、初期開発契約(請負や準委任)とは別に、運用フェーズにおける責任範囲や作業内容を定めた「保守契約(または運用保守契約)」を締結することが、実用的なAIシステムを維持する上で不可欠です。
1. 保守契約ではAIモデルの再学習が含まれる場合がある。
正しい:AIの運用において、時間の経過とともに精度が劣化するのを防ぐため、定期的なモデルの再学習やチューニングが保守契約の重要な対象業務に含まれるのが一般的です。
2. 保守契約はAI開発後には不要である。
誤り:AIは環境変化に弱く、時間の経過とともに精度が低下することが多いため、初期開発後も継続的な保守(再学習やモニタリングなど)が必須となります。
3. 保守契約では不具合対応は含まれない。
誤り:従来のシステム開発と同様に、AIシステム自体や周辺機能で発生したバグ・不具合への対応も、運用保守契約における基本的な業務として含まれます。
4. 保守契約はSaaS型AIサービスでは重要ではない。
誤り:SaaS型のAIサービスにおいても、プラットフォーム側での精度維持や障害対応、バージョンアップ等が必要であり、利用規約の形で保守・SLAの要件が規定されるなど非常に重要です。
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