職務発明の理解
問題
職務発明に関する次の記述のうち、誤りを1つ選べ。
解説
「職務発明」とは、従業員が会社の業務の範囲内で行った発明のことです。
特許法上、発明を生み出した「発明者(個人)」にまず特許を受ける権利が発生しますが、あらかじめ職務発明規程などの社内ルールを定めておくことで、その権利を初めから会社(法人)に帰属させることができます。
AI開発において、エンジニアが生み出したアルゴリズムの権利が誰に帰属するかを明確にし、トラブルを防ぐために職務発明規程の整備と相当の利益(報奨)の付与が実務上不可欠です。
1. 職務発明は会社員が職務として行った発明である。
正しい:職務発明とは、従業員がその性質上使用者の業務範囲に属し、かつ、従業員の職務に属する行為によって完成させた発明を指します。
2. 職務発明の特許は原則として会社に帰属する。
正しい:特許法上、あらかじめ就業規則等の契約で定めておくことで、職務発明にかかる「特許を受ける権利」を発生時から会社(使用者)に帰属させることができます。
3. 職務発明では発明者として会社名が登録される。
誤り:特許法において、発明者は「実際に発明の着想と具体化を行った自然人(個人)」でなければなりません。会社(法人)が発明者として登録されることはありません。
4. 職務発明では会社が報奨制度を整備することが求められる。
正しい:権利を会社に帰属させた場合、会社は発明者である従業員に対して「相当の金銭その他の経済的利益」を与えることが義務付けられており、報奨制度の整備が必要です。
📚 より詳細を学びたい方へ
同じカテゴリの問題
- 個人情報の定義
- 個人識別符号の理解
- 個人データの取り扱い
- 保有個人データの理解
- 匿名加工情報の理解
- 仮名加工情報の理解
- 要配慮個人情報の理解
- 利用目的の通知義務
- 第三者提供のルール
- GDPRの基本理解
- 著作物の創作性の理解
- AI生成物の著作権の成否
- 著作権侵害とデータ利用
- 利用規約とライセンスの理解
- 著作権法30条4の理解
- 発明と自然法則の理解
- 新規性の理解
- 進歩性の理解
- 特許権と営業秘密の違い
- 職務発明の理解
- 実施権の理解
- 営業秘密の三要件
- 限定提供データの制度趣旨
- 不正競争防止法と特許権の違い
- 独占禁止法におけるAIの論点
- 営業秘密と限定提供データの違い
- AI開発の契約形態に関する理解
- NDA(秘密保持契約)の目的
- 契約ガイドラインの活用
- PoCの意義と契約
- 精度保証と免責事項
- SaaSと知的財産権の扱い
- データ利用権の契約上の扱い
- 保守契約の役割
- 探索的段階型プロセスの理解
- 利用規約の役割
- AI倫理の基本原則に関する理解
- AIガバナンスの目的
- ソフトローとハードローの違い
- リスクベースアプローチ
- プライバシー保護とライフサイクル
- プライバシー・バイ・デザインの概念
- カメラ画像利活用ガイドブックの内容
- 公平性の定義に関する理解
- アルゴリズムバイアスの理解
- サンプリングバイアスの理解
- センシティブ属性の理解
- 代理変数のリスク


