ソフトローとハードローの違い
問題
AI規制におけるソフトローとハードローの違いに関する次の記述のうち、誤りを1つ選べ。
解説
AIのルール作りには、法律や条約などの法的拘束力を持つ「ハードロー」と、ガイドラインや業界標準などの法的拘束力は持たないが実質的な規範となる「ソフトロー」の2つがあります。
AIのように技術の進化が非常に速い分野では、一度定めると改正が難しいハードローだけでは対応が後手に回るため、まずは柔軟に変更可能なソフトローで大枠のルールを作り、必要に応じてハードロー化していく「アジャイルなガバナンス」が国際的なトレンドとなっています。
1. ハードローは法的拘束力があり、違反すると罰則がある。
正しい:ハードローは、議会などで制定される法律や政令などであり、強い法的拘束力を持ち、違反した場合には罰則(刑罰や行政処分など)が科されます。
2. ソフトローは法的拘束力がないが、業界内で実質的な影響力を持つ。
正しい:ソフトローは、政府のガイドラインや企業の自主規制など法的拘束力を持たない規範ですが、市場のルールや企業の行動基準として実質的な強い影響力を持ちます。
3. ソフトローはハードローよりも変更が難しく、柔軟性が低い。
誤り:ソフトローは、議会での法改正手続きを必要としないため、技術の進展に合わせて迅速かつ柔軟に変更(アップデート)しやすいという大きなメリットがあります。
4. ハードローは社会的リスクが高い分野で特に重要となる。
正しい:生命や身体、個人の権利に直接関わるような社会的リスクが極めて高い分野(医療機器、自動運転、金融インフラなど)では、ソフトローだけでなくハードローによる厳格な規制が必要です。
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