PoCの意義と契約
問題
AI開発におけるPoC(Proof of Concept:概念実証)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選べ。
解説
AI開発におけるPoC(Proof of Concept:概念実証)とは、本格的な開発(投資)に進む前に、「そもそも今のデータで目的のAIモデルが作れるか」「十分な精度が出るか」といった実現可能性を小さく試す検証工程です。
AIは不確実性が高いため、PoCを通じて「技術的に困難である(精度が出ない)」ことが判明したとしても、それは無駄な投資を未然に防いだという点で一つの重要な成果(成功)とみなされます。
このため、契約は完成義務のない準委任契約で行われます。
1. PoCは本番運用を前提とした最終成果物の納品工程である。
誤り:PoCは本開発に進む前の「お試し・検証」の工程であり、本番運用を前提とした最終的なシステムを完成・納品する工程ではありません。
2. PoCはAI導入の実現性を検証するために行われる。
正しい:PoCは、手持ちのデータで目的とするAIモデルが構築可能か(実現可能性)や、実用化に足る精度が出るかを確認するために行われます。
3. PoCでは必ず高精度モデルを完成させる必要がある。
誤り:PoCの目的は「現在のデータや手法でどこまでできるか」を確認することであり、「高精度モデルができなかった」という結果を得ることも一つの成果です。
4. PoCは契約上、必ず請負契約で実施される。
誤り:PoCは未知の要素が多く、成果の完成を約束できないため、請負契約ではなく「準委任契約」で行われるのが一般的です。
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