ネオコグニトロンの理解
問題
ネオコグニトロンに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選べ。
解説
ネオコグニトロンは、1980年頃に日本の福島邦彦博士によって提案された、人間の視覚野(大脳皮質)の働きを模倣した階層型のニューラルネットワークです。
特徴を抽出する「S細胞」と、位置ズレを吸収する「C細胞」を交互に配置する構造を持っており、これが現代の画像認識AIの主流である「畳み込みニューラルネットワーク(CNN)」の直接的な原型となりました。
AIの歴史において、日本発の極めて重要な技術的ブレイクスルーとして知られています。
1. ネオコグニトロンは視覚野の構造を模倣した階層型ネットワークである。
正しい:ネオコグニトロンは、動物の視覚野にある単純細胞(S細胞)と複雑細胞(C細胞)の生理学的知見を工学的にモデル化した階層型ネットワークです。
2. ネオコグニトロンは誤差逆伝播法を用いて学習する。
誤り:初期のネオコグニトロンは、誤差逆伝播法(バックプロパゲーション)ではなく、教師なし学習の一種である競合学習などをベースに重みを更新していました。後のLeNet(CNN)でバックプロパゲーションが導入されました。
3. ネオコグニトロンはCNNとは無関係である。
誤り:ネオコグニトロンの「S細胞」が現在の「畳み込み層」に、「C細胞」が「プーリング層」に相当しており、CNNの直接的な基礎・原型です。
4. ネオコグニトロンは1979年にアメリカ人により提案された。
誤り:ネオコグニトロンを提案したのは、アメリカ人ではなく日本の研究者である福島邦彦博士です(1979年に基本構想、1980年に論文発表)。
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