STRIPSの理解
問題
STRIPSに関する次の記述のうち、誤りを1つ選べ。
解説
STRIPS(ストリップス)は、1971年に開発されたAIの自動プランニング(行動計画)システム、およびその基盤となる状態記述の表現形式です。
AIが目的を達成するために、「前提条件(Precondition)」、「追加リスト(Add List)」、「削除リスト(Delete List)」の3つの要素で各行動(アクション)を定義し、現在の状態から目標状態に至るまでの手順を論理的に探索します。
ロボットの自律的な動作計画など、記号推論を用いた古典的AIにおける代表的なプランニング手法として重要です。
1. STRIPSは行動の前提条件・効果を記述し、計画を自動生成する枠組みである。
正しい:STRIPSは、現在状態から目標状態へ至るために、適用可能な行動(オペレータ)を順に選択して計画を自動生成する、プランニングの基礎的な枠組みです。
2. STRIPSでは、行動によって変化する状態を明示的に記述する。
正しい:STRIPSでは、ある行動を実行した際に「新たに成り立つ状態(Add)」と「成り立たなくなる状態(Delete)」のリストを用いて、世界の状態変化を明示的かつ効率的に記述します。
3. STRIPSはランダム探索を用いて計画を生成する。
誤り:STRIPSはランダムに探索するのではなく、現在の状態と目標状態の差異を減らすように、論理的な前提条件を満たす行動を逆向きまたは前向きに探索して計画を立てます(手段目標分析などを利用)。
4. STRIPSはロボットの行動計画などに応用されている。
正しい:自律移動ロボット「Shakey(シェイキー)」の行動計画システムとして開発され、その後もロボット工学やAIにおけるプランニング技術の基礎として広く応用されています。
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