SHRDLUの歴史的意義
問題
SHRDLUに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選べ。
解説
SHRDLU(シュルードルー)は、1970年にテリー・ウィノグラードによって開発された初期の自然言語理解システムです。
コンピュータ上の仮想的な「積み木の世界(Blocks World)」において、人間が入力した英語の指示(例:「赤いブロックを青いブロックに乗せろ」)を構文解析し、意味を理解して仮想アームを動かし、さらにその行動の理由を英語で答えることができました。
限られた世界(マイクロワールド)であれば、AIが人間の言語を深く理解し対話できることを実証した歴史的マイルストーンです。
1. SHRDLUは積み木の世界で英語の指示に従って物体操作を行うシステムである。
正しい:SHRDLUは、ディスプレイ上の「積み木の世界」という限定的な状況下で、ユーザーの英語の指示を正確に理解し、仮想の物体操作や対話を行ったシステムとして歴史的に有名です。
2. SHRDLUは深層学習を用いて自然言語を理解していた。
誤り:SHRDLUが開発されたのは1970年であり、現代の深層学習(ニューラルネットワーク)ではなく、ルールベースの構文解析や記号論理学を用いた古典的なアプローチによって実装されていました。
3. SHRDLUは現実世界のロボットアームを制御するために開発された。
誤り:SHRDLUが操作したのは、コンピュータの画面内に描画された「仮想的な積み木の世界」であり、現実世界の物理的なロボットアームを制御したわけではありません。
4. SHRDLUは音声入力を前提とした自然言語対話システムである。
誤り:音声認識技術ではなく、キーボードから入力されたテキスト(文字列)ベースの英語を処理する自然言語対話システムでした。
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