東ロボくんの目的
問題
東ロボくんプロジェクトに関する次の記述のうち、誤りを1つ選べ。
解説
東ロボくん(ロボットは東大に入れるか)プロジェクトは、国立情報学研究所(NII)が主導し、AIが東京大学の入試を突破できるかを目標に行われた研究プロジェクトです。
数学や世界史などの科目で高い偏差値を記録した一方で、国語や英語の「読解問題」において、AIは意味を真に理解しているわけではなく、常識や文脈に基づく高度な読解力(意味理解)の獲得には根本的な限界があることが浮き彫りとなり、現在のAI技術の強みと弱みを社会に示しました。
1. 東ロボくんは大学入試問題を解くAIを開発するプロジェクトである。
正しい:「ロボットは東大に入れるか」を合言葉に、AIの限界と可能性を検証するため、大学入試センター試験や東大の二次試験に挑戦するAIの開発が行われました。
2. 東ロボくんは複数科目の問題に挑戦し、一定の成果を上げた。
正しい:膨大な知識の検索で対応できる世界史や、論理式の計算に落とし込める数学・物理などの科目では、多くの受験生を上回る高い成果(偏差値)を上げました。
3. 東ロボくんは深層学習のみを用いて開発された。
誤り:深層学習(ディープラーニング)だけではなく、数式処理アルゴリズム、統計的機械翻訳、ルールベースの自然言語処理など、当時の様々なAI技術を組み合わせて開発されました。
4. 東ロボくんは自然言語処理の限界を示す研究としても注目された。
正しい:プロジェクトの総括として、AIは論理計算や暗記は得意だが「文章の意味(文脈や常識)を読んで理解すること」は非常に苦手であることが示され、教育問題にも波紋を呼びました。
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