データ拡張の基本理解
問題
データ拡張(Data Augmentation)について、以下の記述のうち誤りを1つ選べ。
解説
データ拡張(Data Augmentation)は、手元にある学習データに様々な加工(水増し)を施すことで、人工的にデータのバリエーションを増やす技術です。
ディープラーニングは大量のデータを必要としますが、データが少ないと「訓練データだけを丸暗記してしまう過学習(オーバーフィッティング)」に陥りやすくなります。
データ拡張によって「未知のデータに対しても正しく予測できる能力(汎化性能)」をモデルに獲得させることができます。
1. データ拡張は学習データを人工的に増やすことで、過学習を防ぐ効果がある。
正しい:データに少しずつ変化を加えることでモデルが特定のパターンに依存しすぎるのを防ぎ、過学習を抑制する強力な効果があります。
2. データ拡張は画像だけでなく、音声やテキストにも応用できる。
正しい:画像(回転、反転、色調変更など)だけでなく、音声(ピッチ変更、ノイズ追加)やテキスト(同義語への置換、逆翻訳)など、あらゆるモダリティで活用されます。
3. データ拡張は学習データの枚数を増やすが、モデルの汎化性能には影響しない。
誤り:データ拡張を行う最大の目的は、モデルが未学習のデータに対しても柔軟に対応できるようにする「汎化性能の向上」です。
4. データ拡張は環境変化(明るさ・位置・角度など)に強いモデルを作るのに役立つ。
正しい:画像の一部分を切り取ったり明るさを変えたりすることで、「対象物が端に寄っている」「逆光で暗い」といった現実世界の様々な環境変化(ノイズ)に強い(ロバストな)モデルを作ることができます。
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