RNNの特徴に関する問題
問題
リカレントニューラルネットワーク(RNN)について、正しい記述を1つ選べ。
解説
RNN(リカレントニューラルネットワーク)は、回帰結合(自己ループ)を持つことで、過去の情報を記憶(内部状態として保持)しながら系列データを処理できるニューラルネットワークです。
「私は昨日、美味しいリンゴを〇〇〇」といった文章の続きを予測する際、過去の単語の文脈を踏まえて処理できます。
ただし、長い文章になると古い記憶が薄れてしまう(勾配消失問題による長期依存性の学習困難)という弱点があり、これを克服するためにLSTMやGRUといった発展モデルが生まれました。
1. リカレントニューラルネットワーク(RNN)は各ステップで異なる重みを使い、時系列の変化に柔軟に対応する。
誤り:RNNは、異なる時刻(ステップ)の入力に対して「全く同じ重みパラメータ(共有重み)」を繰り返し適用して処理を進めるのが特徴です。
2. リカレントニューラルネットワーク(RNN)は過去の状態を保持しながら処理するため、文章や音声などの順序を持つデータに適している。
正しい:内部状態(隠れ状態)を次の時刻へ引き継ぐことで、時間的な順序や文脈(コンテキスト)を持つデータの処理に適しています。
3. リカレントニューラルネットワーク(RNN)は勾配消失が起こらないため、長期依存の学習に非常に強い。
誤り:標準的なRNN(Simple RNN)は、過去に遡って誤差を伝播させる際(BPTT)に「勾配消失」が非常に起きやすく、長期的な依存関係を学習するのが苦手です。
4. リカレントニューラルネットワーク(RNN)は入力の順序を無視して処理する。
誤り:入力の順序を無視して処理するのはBag-of-Wordsのような古典的手法です。RNNは順序(系列)を逐次的に処理するためのネットワークです。
📚 より詳細を学びたい方へ
同じカテゴリの問題
- TPUの理解
- ノーフリーランチの定理の理解
- 全結合層の特徴に関する問題
- 全結合層のパラメータ数に関する問題
- 畳み込み層の役割に関する問題
- カーネル(フィルタ)の理解
- パディングの目的
- 特徴マップの理解
- CNNの構造に関する問題
- Depthwise Separable Convolution
- Dilation Convolution の理解
- 全結合層と畳み込み層の違い
- バッチ正規化(Batch Normalization)の理解
- 正規化層の役割に関する問題
- プーリング層の役割に関する問題
- 最大値プーリングと平均値プーリングの理解
- グローバルアベレージプーリング(GAP)の特徴
- スキップ結合の役割に関する問題
- Residual Network(ResNet)の特徴
- 回帰結合層の理解
- RNNの特徴に関する問題
- LSTMのゲート構造
- GRUの特徴に関する問題
- 双方向RNNの理解
- Attentionの役割に関する問題
- Self-Attentionの特徴
- Multi-Head Attentionの理解
- Transformerの構造に関する問題
- Encoder-Decoder Attentionの理解
- Seq2SeqとAttentionの関係
- オートエンコーダの基本理解
- 積層オートエンコーダの特徴
- 次元削減とオートエンコーダ
- 変分オートエンコーダ(VAE)の理解
- データ拡張の基本理解
- 画像データ拡張手法の理解
- テキストデータの拡張手法


