全結合層と畳み込み層の違い
問題
全結合層と畳み込み層の違いについて、以下の記述のうち誤りを1つ選べ。
解説
画像認識モデル(CNN)において、全結合層と畳み込み層は役割が明確に異なります。
畳み込み層は、カーネル(フィルタ)を用いて画像の「一部分(局所)」をスキャンし、ピクセル間の「空間的な位置関係(縦・横のつながり)」を保ったまま特徴(エッジや模様など)を抽出します。
一方、全結合層は画像を1列のデータに平坦化(Flatten)してすべてのノードを接続するため、空間的な位置情報は完全に失われますが、抽出された特徴を元に最終的な分類(犬か猫か等)を行うのに適しています。
1. 全結合層は位置情報を考慮しない。
正しい:全結合層は入力された2次元画像を1次元のベクトルに平坦化して処理するため、元のピクセルの空間的な位置関係は考慮されません。
2. 畳み込み層は位置関係を考慮して特徴を抽出する。
正しい:畳み込み層は2次元のままカーネルをスライドさせて計算するため、ピクセル同士の縦横の位置関係を保持して特徴を抽出します。
3. 全結合層は画像の局所的特徴を抽出するために使われる。
誤り:画像の一部から「局所的な特徴(エッジや角など)」を抽出するのは、カーネルを用いる「畳み込み層」の役割です。全結合層は全体の特徴を統合して判断を下します。
4. 畳み込み層はカーネルを使って特徴を抽出する。
正しい:畳み込み層は、小さな重み行列である「カーネル(フィルタ)」を用いて入力データと積和演算を行い、特徴マップを生成します。
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