回帰結合層の理解
問題
回帰結合層(Recurrent Connection)について、以下の記述のうち誤りを1つ選べ。
解説
回帰結合層(Recurrent Connection)は、時系列データ(音声、テキスト、株価など「順序」に意味があるデータ)を扱うためのニューラルネットワークであるRNN(リカレントニューラルネットワーク)の中核となる構造です。
入力データだけでなく、「一つ前の時刻の自分自身の隠れ層の出力(内部状態)」を記憶し、現在の入力と合わせて次の処理に利用します。
これにより、ネットワークが過去のコンテキスト(文脈)を保持しながら情報を処理できるようになります。
1. 回帰結合層は過去の出力を次の入力として利用する。
正しい:ある時点 $t$ での隠れ層の出力を、次の時点 $t+1$ の自分自身の隠れ層への入力としてループ(回帰)させる構造を持っています。
2. 回帰結合層は時系列データや文章など順序のあるデータに適している。
正しい:過去の情報を引き継ぎながら処理できるため、単語の並び(文章)や音声の波形など、データの「順番・文脈」が重要なタスクに最適です。
3. 回帰結合層は入力と出力が完全に独立しており、過去の情報を保持しない。
誤り:入力と出力が独立しているのは通常の順伝播型ネットワーク(CNNやMLP)です。回帰結合層はまさに「過去の情報を保持・依存させる」ための仕組みです。
4. 回帰結合層は音声認識や自然言語処理でよく使われる。
正しい:自然言語処理(機械翻訳、文章生成)や音声認識など、時系列モデリングが必須の分野で標準的に使われてきたアーキテクチャです。
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