Self-Attentionの特徴
問題
Self-Attention(自己注意機構)について、正しい記述を1つ選べ。
解説
Self-Attention(自己注意機構)は、Transformerアーキテクチャの根幹となる仕組みです。
従来のRNNが単語を「先頭から順番に」処理していたのに対し、Self-Attentionは「文中のある単語が、同じ文中の『他のすべての単語』とどれくらい関連しているか」を一度にまとめて計算(行列演算)します。
これにより、「銀行」という単語が「口座」に関連しているか「土手」に関連しているかといった文脈全体の構造を、並列かつ高速に捉えることができます。
1. Self-Attentionは入力内の隣り合う単語のみを参照して重みを計算する。
誤り:隣り合う単語だけでなく、文中の距離に関わらず「すべての単語同士」の関連度を計算できるのが最大の強みです。
2. Self-Attentionは各単語が他のすべての単語に注目し、関連度を計算する。
正しい:ある単語を処理する際、同じ入力系列内の他の全単語に対する注意の重み(Attentionスコア)を計算し、文脈全体を一度に捉えます。
3. Self-Attentionは単語の順序を自動的に理解できるため位置情報は不要である。
誤り:すべての単語を一度に並列処理するため「語順(位置情報)」が失われてしまいます。そのため、単語の入力時に「位置エンコーディング(Positional Encoding)」を足し合わせる必要があります。
4. Self-Attentionは計算量が少なく、RNNよりも必ず高速である。
誤り:並列計算できるため処理時間は短いですが、全単語の組み合わせを計算するため、計算量やメモリ消費量は「入力される文章の長さ(単語数)の二乗」に比例して爆発的に増えるという弱点があります。
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