Seq2SeqとAttentionの関係
問題
Seq2SeqモデルとAttentionの関係について、以下の記述のうち誤りを1つ選べ。
解説
Seq2Seq(系列変換モデル)は、機械翻訳などで活躍したRNNベースのモデルですが、「どんなに長い文章でも、Encoderが1つの固定長のベクトル(内部状態)に圧縮しなければならない」という構造上のボトルネックがありました。
この弱点を補うために導入されたのがAttention(注意機構)です。
Attentionにより、Decoderが単語を生成する際、圧縮されたベクトルだけではなく「入力文のすべての単語(Encoderの各時点の出力)」を動的に参照できるようになり、翻訳精度が飛躍的に向上しました。
1. Seq2Seqは入力系列を圧縮して内部状態に保持し、出力系列を生成する。
正しい:Seq2Seqの基本は、Encoderが入力系列を処理して1つの文脈ベクトル(内部状態)に圧縮し、Decoderがそれをもとに出力系列を生成する構造です。
2. Seq2Seqは系列が長くなると情報を1つのベクトルに詰め込むため情報が失われやすい。
正しい:入力文が長くなればなるほど、1つの固定長ベクトルに全ての意味を詰め込むのは困難になり、情報が欠落する(長期依存性が失われる)という欠点がありました。
3. AttentionはSeq2Seqの弱点を補い、入力全体から重要な情報を動的に参照できるようにする。
正しい:Attentionは、出力する単語ごとに「入力文のどの単語に注目(Attention)すべきか」の重みを計算し、入力全体から必要な情報を直接取り出せるようにしました。
4. Seq2SeqはAttentionを使うと入力全体を参照できなくなるため性能が低下する。
誤り:Attentionを使うことで「入力全体を動的に参照できる」ようになり、長文でも情報が失われにくくなるため、モデルの性能は大幅に「向上」します。
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