カーネル(フィルタ)の理解
問題
畳み込み層で用いられるカーネル(フィルタ)について、正しい記述を1つ選べ。
解説
畳み込み層におけるカーネル(フィルタ)は、入力画像から「特定のパターン(縦の輪郭、横の輪郭、色など)」を見つけ出すための小さな重み行列(例:3×3や5×5のマス目)です。
このカーネルを入力画像の上でスライドさせながら計算(畳み込み演算)を行うことで、そのパターンの有無を表す「特徴マップ」を出力します。
1つの層に複数の異なるカーネルを用意することで、同時に多様な特徴を抽出することができます。
1. カーネルは画像全体を一度に処理する大きな行列である。
誤り:画像全体を一度に処理するのではなく、通常は3×3や5×5といった「小さな」行列(カーネル)を使って局所的に処理します。
2. カーネルは画像上をスライドしながら特徴を抽出する。
正しい:カーネルを入力画像上で一定の幅でスライド(移動)させながら積和演算を行い、特徴を抽出して特徴マップを生成します。
3. カーネルは常に1つだけで構成される。
誤り:通常、1つの畳み込み層には「複数」のカーネル(例:64個や128個など)を設定し、それぞれ異なる特徴(縦線、横線、斜め線など)を同時に抽出します。
4. カーネルはバイアスを持たない。
誤り:全結合層と同様に、畳み込み層の各カーネル(フィルタ)も通常はそれぞれ固有の「バイアス項」を持ち、積和演算の結果に加算されます。
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