価値関数の理解
問題
価値関数に関する記述のうち誤りを1つ選べ。
解説
価値関数は、強化学習においてエージェントが「ある状態(または行動)が、将来にわたってどれくらい良い結果をもたらすか」を数値化したものです。
目先の報酬だけでなく、将来得られる報酬の合計(期待割引報酬)を評価するため、長期的な視点での最適な行動選択(方策の改善)が可能になります。
ゲームAIからロボット制御まで、AIが「目先の利益にとらわれず、最終的な勝利(目的達成)を目指す」ための極めて重要な概念です。
1. 価値関数は期待割引報酬の合計を表す
正しい:価値関数は、将来得られるであろう報酬を、時間経過に応じた割引率(割引率γ)を掛けて合計した「期待割引報酬和」として定義されます。
2. 価値関数は状態や行動の良さを表す
正しい:特定の「状態」の良さを表す状態価値関数(V関数)や、「状態と行動のペア」の良さを表す行動価値関数(Q関数)が存在します。
3. 価値関数は報酬を使わずに計算される
誤り:価値関数は「将来どれだけの報酬が得られるか」を予測するものであるため、その計算には環境から得られる「報酬」が必須となります。
4. 価値関数は方策の改善に利用される
正しい:現在の価値関数をもとに「より価値の高い行動を選ぶ」ようにルールを更新することで、方策の改善(方策反復)が行われます。
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