マルコフ決定過程(MDP)の理解
問題
マルコフ決定過程に関する記述として正しいものを1つ選べ。
解説
マルコフ決定過程(MDP:Markov Decision Process)は、強化学習が解くべき問題を数学的に定式化した「基本枠組み」です。
エージェントが置かれている「状態(S)」、取ることができる「行動(A)」、行動の結果として得られる「報酬(R)」、そして次の状態へどのように変化するかを表す「遷移確率(P)」という要素で構成されます。
自動運転やゲームAIなど、連続的な意思決定が求められるタスクはすべてこのMDPのモデルに落とし込んで計算されます。
1. マルコフ決定過程は状態・行動・報酬・遷移確率で構成される
正しい:MDPは「状態(State)」「行動(Action)」「報酬(Reward)」「遷移確率(Transition Probability)」の4要素(+割引率)で構成される数学的モデルです。
2. マルコフ決定過程は報酬を含まない
誤り:エージェントの目的を定義する「報酬(Reward)」は、MDPを構成する必須要素です。
3. マルコフ決定過程は方策を含まない
誤り:方策(Policy)はMDPの枠組みの中で「どの状態のときにどの行動を選ぶか」を決定するルールであり、MDPの一部として定義・学習されます。
4. マルコフ決定過程は教師あり学習の枠組みである
誤り:正解データを与えて学習させる「教師あり学習」の枠組みではなく、行動と報酬を通じて自律的に学習する「強化学習」の枠組みです。
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