バッチ学習・ミニバッチ学習・オンライン学習の違い
問題
学習方式に関する記述のうち、正しいものを1つ選べ。
解説
最適化アルゴリズムにおいて、データをどのようにネットワークに入力して重みを更新するかの「学習方式」には3種類あります。
全データを一括で処理する「バッチ学習」、データ1件ごとに処理する「オンライン学習」、そして全データを数百件ずつの小分けにして処理する「ミニバッチ学習」です。
現在のディープラーニングでは、計算効率(GPUの並列計算)と学習の安定性のバランスが最も良い「ミニバッチ学習(ミニバッチSGD)」が標準的に使われています。
1. バッチ学習はすべてのデータを使うため計算が軽い。
誤り:バッチ学習は「すべてのデータ」の誤差を計算してから1回更新するため、データが膨大だとメモリに乗りきらず、1回の更新にかかる計算コストが最も重くなります。
2. ミニバッチ学習は計算効率と安定性のバランスが良い。
正しい:全データを適度なサイズ(例:32や256など)に分割して学習するミニバッチ学習は、メモリに収まりやすく、勾配のブレも抑えられるため最もバランスが良いです。
3. オンライン学習は大量データには向かない。
誤り:オンライン学習は1件ごとに処理するためメモリを消費せず、リアルタイムに発生する無限のストリーミングデータ(ログやセンサーデータ等)の学習に適しています。
4. バッチ学習は勾配が不安定になりやすい。
誤り:バッチ学習は全データを使って正確な全体の傾き(勾配)を計算するため、勾配は「最も安定」します。勾配が不安定になりやすいのはオンライン学習(またはSGD)です。
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