活性化関数の役割に関する理解
問題
ディープラーニングにおける活性化関数の役割について、以下の記述のうち誤りを1つ選べ。
解説
活性化関数(Activation Function)は、ニューラルネットワークの各ノード(ニューロン)の出力を決定する関数であり、ネットワークに「非線形性」を持たせるという極めて重要な役割があります。
仮に活性化関数を使わなかったり、単なる線形関数( $y = ax + b$ )を使った場合、隠れ層を何百層重ねても数学的には1層のネットワークと同じになってしまい、複雑な曲線の境界線を引くような高度な学習(ディープラーニング)が不可能になります。
1. 活性化関数はニューラルネットワークに非線形性を与える役割を持つ。
正しい:ReLUやシグモイドのような非線形な関数を挟むことで、ネットワークがぐにゃぐにゃと曲がった複雑な関数(境界線)を近似できるようになります。
2. 活性化関数がない場合、ネットワークは線形変換の積み重ねにすぎない。
正しい:活性化関数(非線形変換)がないと、層の間の計算は単なる行列の掛け算と足し算(線形変換)の連続になり、表現力が単層ネットワークと同じになってしまいます。
3. 活性化関数は勾配を計算する際にも影響し、学習のしやすさに関わる。
正しい:誤差逆伝播法でネットワークの重みを更新する際、活性化関数の「微分(勾配)」が掛け合わされていくため、活性化関数の形が学習の進みやすさを左右します。
4. 活性化関数はネットワークの重み更新には影響しないため、どの関数を使っても学習性能は同じである。
誤り:活性化関数を通した値が次の層へ伝播し、その微分の値が誤差逆伝播で重み更新に使われるため、どの関数を選ぶか(シグモイドかReLUか等)で学習性能は劇的に変わります。
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