人工知能の定義に関する理解
問題
以下の文章を読み、空欄 ( あ ) 〜 ( う ) に最もよく当てはまる語句の組み合わせとして、最も適切な選択肢を1つ選べ。
人工知能の仕組みと複雑さに基づくレベル分類において、あらかじめ設定された条件分岐に従う単純な制御は「レベル1」とされる。
続く「レベル2」の( あ )は、記号処理に基づく推論を中心とし、専門家の知識をルール化するエキスパートシステムなどに代表される。その後、大量のデータからパターンを統計的に見出す「レベル3」の( い )が普及した。
さらに現在主流の「レベル4」である( う )は、多層のニューラルネットワークを用いることで、データから適切な特徴量表現そのものを自律的に獲得可能にした。
解説
人工知能の研究は、その仕組みと複雑さから「単純な制御プログラム(レベル1)」「古典的AI(レベル2)」「機械学習を取り入れたAI(レベル3)」「深層学習を取り入れたAI(レベル4)」に大別されます。
レベル2の古典的AI(GOFAI)は探索・推論やエキスパートシステムなど人間が記述したルールに基づいて動作します。
レベル3の機械学習はアルゴリズムがデータから自動的にパターンを学習しますが、特徴量の設計は人間が行う必要がありました。
レベル4の深層学習は、多層のニューラルネットワークにより特徴量の抽出自体も機械が自律的に行う(表現学習)点が最大の違いです。実務では課題の複雑さやコストを考慮し、適切なレベルの技術を選択することが極めて重要です。
正しい:レベル2は推論・探索に基づくGOFAI(古典的AI)、レベル3はデータからパターンを学習する機械学習、レベル4は多層ニューラルネットワークにより特徴量表現も獲得する深層学習です。
誤り:レベル3が機械学習、レベル4が深層学習であり、(い)と(う)の順序が逆です。深層学習は機械学習の一部であり、より複雑な多層構造と特徴量の自己獲得能力を持ちます。
誤り:レベル2は記号処理を中心としたGOFAI(古典的AI)であり、機械学習はレベル3に該当するため、(あ)と(い)の組み合わせが誤っています。
誤り:レベル2はルールベースAIも含みますが、レベル3は深層学習ではなく機械学習です。また、表現学習は深層学習の重要な特徴ですが、レベル4の分類名称としては「深層学習」が適切です。
📚 より詳細を学びたい方へ


