線形代数(ベクトル・行列)を理解する
線形代数は、G検定でも頻出の基礎数学です。特にベクトル・行列は、機械学習モデルの内部計算(重み・特徴量・勾配など)に深く関わるため、必ず押さえておく必要があります。計算問題で基礎的な計算を試験でも問われることがあります。
ベクトルは「向きと大きさを持つ量」、行列は「数を並べた表」です。まずは高校数学レベルの基本から整理していきましょう。
ベクトルとは?
ベクトルとは、向きと大きさを持つ量のことです。高校数学では、次のように表されます。
3次元なら次のようになります。
ベクトルは「点」ではなく向きと大きさを持つ「矢印」として捉えると理解しやすく、機械学習では特徴量をベクトルとして扱います。

ベクトルの内積
内積とは、2つのベクトルの類似度を測る計算です。計算式は次の通りです。
内積は、機械学習の「重み × 入力」の計算そのものです。
簡単な計算例:
アダマール積(要素ごとの積)
アダマール積とは、行列の同じ位置の要素同士を掛け合わせる演算です。
例えば、次のような 2×3 行列を考えます。
アダマール積は次のように計算します。
アダマール積のサイズは元の行列と同じ m×n のままです。
ベクトルの正規化
ベクトルの正規化とは、ベクトルの長さを1にする操作です。方向はそのままで、大きさだけを1に揃えます。
正規化の式は次の通りです。ベクトルの絶対値を計算し、絶対値で割ることで求めることができます。
計算例:
まとめ
この記事では、G検定で頻出の線形代数(ベクトル・行列)について、基本概念と計算例を交えて解説しました。
- ベクトルは「向きと大きさ」を持つ量
- 内積は「類似度」を測る計算
- アダマール積は要素ごとの積で、サイズは m×n のまま
- 正規化はベクトルの長さを1にする操作
線形代数は機械学習の基礎であり、モデルの内部計算を理解するための重要なステップです。基本を押さえておくことで、G検定の問題にも強くなります。
