STRIPS(ストリップス)
解説
STRIPS(Stanford Research Institute Problem Solver)とは、1971年にスタンフォード研究所(SRI)によって開発された、自動プランニングのための「問題記述言語(形式)」および「プランニングシステム」のことです。
3つの構成要素(行動の定義)
STRIPSでは、ある行動(オペレータ)を定義する際に、以下の3つのリストを用います。これにより、状態の変化を論理的に記述し、ゴールまでの手順を自動生成します。
- 前提条件リスト(Precondition List):その行動を実行するために満たしていなければならない条件(例:箱を持つには、手が空いていなければならない)。
- 追加リスト(Add List):その行動を実行した結果、新しく真となる事実(例:箱を持った状態になる)。
- 削除リスト(Delete List):その行動を実行した結果、偽となる(消える)事実(例:手が空いている状態ではなくなる)。

歴史的背景
この技術は、世界初の汎用移動ロボット「Shakey(シェイキー)」の行動計画システムとして開発されました。また、前述の「SHRDLU」などのシステムにも影響を与えています。
G検定対策
出題ポイント
- 定義:前提条件、追加リスト、削除リストの3つで行動を記述するプランニング手法。
- 関連ロボット:「Shakey(シェイキー)」の頭脳として使われた。
- 役割:「プランニング(計画策定)」を行うための形式的言語。
よくあるひっかけ問題
- × STRIPSは、ディープラーニングを用いた画像認識システムである
(解説)全く違います。1970年代の記号論理に基づくプランニング手法です。 - × 探索アルゴリズムそのものの名前である
(解説)厳密には「問題を記述するための言語(形式)」であり、実際の探索には「A*探索」などが組み合わされて使われます。
