αβ法(アルファベータ法)
解説
αβ法(アルファベータ法)とは、Mini-Max法の探索効率を劇的に向上させるための「枝刈り(Pruning)」アルゴリズムです。
「無駄な探索」を省く仕組み
Mini-Max法は全ての局面(ノード)を調べますが、αβ法は「この先を調べても、すでに分かっている最善手より良い結果にはならない」と判断できた時点で、その枝(branch)の探索を打ち切ります(=枝刈り)。
- α値(アルファ値):自分(Max)が確保できる最低限の利益(下限値)。
- β値(ベータ値):相手(Min)が許容する最大限の損失(上限値)。
探索中に「β値以下になる手(自分にとって損な手)」や「α値以上になる手(相手が選ばない手)」が見つかった瞬間、その先の計算を省略します。

結果は変わらない
重要なのは、「計算を省略しても、Mini-Max法と全く同じ答え(最適解)が得られる」という点です。精度を落とさずに速度だけを上げる手法です。
G検定対策
出題ポイント
- 目的:Mini-Max法の計算量削減(高速化)。
- キーワード:枝刈り(Pruning)、カット。
- 特徴:Mini-Max法と同じ解(最適解)を保証する。
よくあるひっかけ問題
- × αβ法を使うと、探索を省略するため精度が落ちる
(解説)精度は落ちません。結果に影響しない無駄な部分を省くだけなので、結果は全探索と同じです。 - × モンテカルロ法の一種である
(解説)違います。確率的ではなく、確定的(Deterministic)な探索手法です。
