G検定の試験に向けて

G検定の最短合格ロードマップと「メリハリ」勉強法

G検定合格への具体的ロードマップと学習戦略

G検定を受験することを決めたあなたへ、最短距離で合格し、かつ実務に使える知識を定着させるための学習戦略を提示します。

合格率は7割程度と高いですが、会社に強制的に受けさせられる試験とは違い、自己投資で自ら進んで受験する方が多いので合格率が高いわりに、主観的にはレベルは難しく感じました。

ステップ1:敵を知る(試験形式の理解)

  • 試験形式: オンライン自宅受験(多肢選択式)。
  • 問題数: 約145問(100分)※2026年からオンライン受験では100分です。1問あたり平均30秒ほどで回答する必要があります。
  • 検索の罠: テキスト参照可ですが、全てを調べている時間はありません。「即答できる問題」を7割作り、「調べる問題」を3割に抑えるのが鉄則です。

    オンサイト受験の際の試験時間や詳しいシラバスは以下で確認ください。
    G検定とは – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】

ステップ2:体系的理解(インプット期間:30〜50時間)

いきなり問題集を解くのではなく、まずは体系書を読み込みます。
おすすめの参考書はこちらの記事で説明しています。

参考書を100%理解していない状態でも問題ないので、ある程度一通りの内容が頭にはいったら
問題集に取り掛かる
のがおすすめです。
なぜなら、問題の形式が紛らわしい選択問題のため問題集を解いていけば、理解も勝手に深まっていくためです。

ステップ3:実践力強化(アウトプット期間:20〜30時間)

ある程度参考書で知識がついてきたら、問題集を解いていきましょう。
問題は“誤っている選択肢”を一つ選べであったり、類似キーワードと絡めた紛らわしい問題が多数です。
ひっかけ問題のくせや、理解できていたつもりだったことが、問題を解くことによって理解が深まります。

おすすめ問題集はこちらで紹介しています。

★具体的なカテゴリ別の勉強の取り組み方★

ここまでで書いてきたような全体的な勉強の流れはほかのブログで私もたくさん目にしました、みなさんもそうだと思います。
「参考書使って、問題集で定着しましょう」それはどんな試験にも汎用的に言えることです。

管理人の試験勉強の経験を通して、もっと深堀をしたカテゴリ別の勉強方法をお伝えします。

【技術分野】の対策

技術分野は試験の大部分を占めます。「暗記だけで乗り切れるセクション」と、「概念の図解と仕組みの理解が必要なセクション」を見極めることが重要です。

大きく三パターンにわかれます。

キーワードの暗記中心
難しい新しく覚える概念も特になく、キーワードを理解して覚えておけばよい分野です。
当サイトのWeb参考書を読み進めていただければ十分対応可能です。カンペでも対応できる問題も多いため、勉強時間が確保できない方は後回しでもよいかと思います。

理解して進める必要がある
難しい概念はないが、きちんと理解しておかないと選択問題で回答ができない。
ある程度参考書やWebサイトで学んだら練習問題を複数回復習しつつ回すことで理解の定着を図りましょう。

深い理解が必要がある
難しい概念が多数出題されます。理解するまでの労力がかかります(学習コストは高いですが避けられない)。Web参考書では重点的に図解で説明していますので、”理解”に徹するようにしましょう。カンペに頼れないカテゴリなので心して取り組むべきカテゴリです。

カテゴリ学習の焦点対策法・学習のポイント
1. 人工知能とは / 人工知能をめぐる動向AIの定義(レベル1〜4)、第1次〜第3次AIブームの時代背景と終焉の理由、初期のAI(ELIZA等)と特有の課題(フレーム問題など)。キーワードの暗記中心です。一通りキーワードを覚えましょう。
2. 機械学習の概要「教師あり・なし学習」「強化学習」の3分類と代表的アルゴリズム。モデルの評価指標(正解率、適合率、再現率、F値)と過学習を防ぐ手法(交差検証、正則化など)。深い理解が必要です。アルゴリズムの名前と特徴をしっかりと理解しないと回答が難しい問題が並びます。
3. ディープラーニングの概要 / 要素技術NNの基本構造、活性化関数(シグモイド、ReLU等)、最適化手法(勾配降下法、Adam等)、誤差逆伝播法。また、勾配消失問題などの課題とその解決策。深い理解が必要な最重要かつ最難関パートです。「ReLU関数は勾配消失を防ぐために使われる」「Adamは学習スピードを自動調整してくれる」など、各技術の「役割と目的」を言葉で説明できるレベルを目指してください。
4. ディープラーニングの応用例画像認識(CNN、YOLO等)、自然言語処理(RNN、Transformer、GPT等)、音声認識、生成AI(GAN等)、強化学習(DQN)。キーワードの暗記中心です。キーワードが画像・自然言語・音声のどれに該当するか特徴を言えるようにしましょう。
5. AIの社会実装に向けてAIプロジェクトの進め方(PoCの重要性)、MLOps、XAI(説明可能なAI)、AIバイアス(学習データの偏りによる差別など)。理解して進める必要があるが、難しい概念はあまりありません。
6. AIに必要な数理・統計知識微分、線形代数(行列・ベクトル)、確率・統計の基礎知識。理解して進める必要がある簡単に得点になる問題とそうでない問題がはっきりわかれています
微分やベクトル計算は簡単で、すぐに得点源になるため習得しましょう。

【法律・倫理分野】の対策

この分野は、知っていれば確実に解けるため、直前期の貴重な得点源になります。ある程度覚えたら練習問題を2,3周すればすぐに得点源になるでしょう。

カテゴリ学習の焦点対策法・学習のポイント
7. AIに関する法律と契約著作権法(特に第30条の4)、個人情報保護法、不正競争防止法。経産省の「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」(探索的段階、PoC段階などのフェーズ分け)。理解して進める必要があるが、難しい概念はあまりありません。
法律の紛らわしい問題が並びますが問題を2,3周もすればすぐに得点源になるでしょう。
8. AI倫理・AIガバナンスディープフェイク、フィルターバブルなどの社会問題。国内外のAI原則(OECD人工知能原則、日本の「人間中心のAI社会原則」など)。理解して進める必要があるが、難しい概念はあまりありません。各機関が発表しているガイドラインについては、大まかな理念(人間中心、透明性、公平性など)を把握しておけば対応可能です。

まとめ:G検定合格は「メリハリ」と「カテゴリに応じた対策」が鍵

お疲れ様でした!G検定に最短ルートで合格するためのロードマップをおさらいします。

  1. 敵を知る: 1問約30秒のペース配分を意識し、「即答7割・検索3割」の体制を作る。
  2. 体系的理解(インプット): まずは参考書を読み込み、完璧を目指さず全体像を掴む。
  3. 実践力強化(アウトプット): 問題集を繰り返し解き、紛らわしい選択肢を見抜く力を養う。
  4. カテゴリ別対策(ここが最重要!): 分野ごとに「暗記で乗り切る(①)」「浅く理解する(②)」「深く理解する(③)」を見極め、学習リソースを最適に配分する。

特に、ディープラーニングの要素技術や機械学習のアルゴリズムは、当サイトのWeb参考書でも図解入りで詳しく解説しています。暗記だけでは太刀打ちできない「③深い理解が必要な分野」については、ぜひ各カテゴリの解説記事をじっくり読み込んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました